9月19日総務常任委員会 付託案件のうち、以下について質問しました①

本庁舎地下スペースへのコンビニ誘致について(補正予算:495万6千円)

今回の予算では、事業者が店舗運営を行うための基礎工事を実施します。内容は、電気・給排水の引き込み、一般換気、空調配管などです。店舗内部の設備工事は事業者が負担し、営業開始は令和8年4月を予定しています。

過去には庁舎内のコンビニが2度撤退していますが、今回は約4倍の広さを確保し、品揃えや集客力の向上が期待されています。複数の事業者から出店希望があるとのことで、住民票の交付が可能なマルチコピー機の設置や、障害者作業所の授産品、市内農産物の販売など、地域に根ざしたサービスの展開が期待されます。

営業時間は開庁時間に前後の幅を持たせ、176号線沿いの入口からもアクセス可能になる予定です。

新田南小学校 増築工事契約について(工事請負契約:3億415万円)

新田南小学校では、敷地内に鉄筋コンクリート造4階建ての建物を2棟増築し、普通教室5室、放課後こどもクラブ教室2室、地域利用室1室を新設します。また、昭和59年(1984年)建設の既存校舎の教室6室についても改修が行われます。

今回の契約は総合評価一般競争入札によって募集されましたが、応札が1者のみだった理由や評価項目について質問しました。市内の公立小中学校のトイレ改修工事を担当している事業者が応札したとのことで、競争原理は働いているとの答弁でした。

評価項目には、施工能力を示す「同種工事の施工実績」や「安全対策の取組み」、社会貢献度を評価する「障害者の雇用状況」、地域貢献度を評価する「緊急工事等への協力度」などが含まれています。特に「緊急工事等への協力度」では、本庁舎の土間タイル改修や雨漏り修繕、マンホール蓋の取替えなど、市民生活に直結する不具合への迅速な対応実績が評価されました。

増築部分は令和8年7月頃、改修部分は令和9年1月の供用開始を予定しています。学校敷地内での工事となるため、安全面や児童の教育環境への配慮が重要です。こうした観点からも、価格だけでなく、学校施設工事にふさわしい事業者を選定する必要があり、入札が適正に行われているかのチェックは必要です。