9月19日総務常任委員会付託案件のうち、以下について質問しました②
デジタル化施策の推進(パーソナル配信)(補正予算:389万4千円)
市では、個人宛てに通知を送る「パーソナル配信」に、スマホで使える「xID(クロスID)」を導入します。これはマイナンバーを使った本人確認ができるIDで、通知の見逃しを防ぎ、申請も簡単にできるようになります。今回の補正予算で子育て支援アプリ「とよふぁみ」に連携し、保育所の入所通知などをスマホで受け取れるようにします。今後は申請手続きまで一体化し、利便性を高める予定です。
スマホで通知や申請ができるのは便利だと感じます。一方で、スマホが使えない方への配慮も必要です。郵送通知の削減は合理的ですが、利用者の状況を見ながら進めてほしいと思います。ひとつのID・マイナンバー、に個人情報を集める利便性と危険性について、まだまだコンセンサスを得られていない状況です。マイナンバーと比較して気軽に扱え信頼性のあるクロスIDのツールとしての利点は理解しましたが、デジタル化施策の推進が市民にとって真に有用となるのか、費用対効果はどうなのか、そして国政課題ですがマイナンバーの在り方については引き続きの課題であることは間違いありません。
「とよなか起業・チャレンジセンター」の運営委託(債務負担行為補正約6,180万円)
これまでの単年度契約から3年間の委託に変更し、人件費の上昇分も加味したものです。センターでは、会員登録なしで専門家による無料相談が受けられ、令和4年度から6年度までの相談件数は毎年150〜330件と増加傾向にあります。
今後はさらに複数年契約とすることにより、年度をまたいだセミナー開催など中長期的な支援が可能となり、プロポーザルでの新たな提案も期待されます。
市内での起業支援は、街の活性化や雇用拡大にもつながる重要な施策です。今後も市民ニーズを的確に捉えた事業者が選ばれ、起業を志す方々の力となることを期待しています。