3月議会 個人質問

悪質商法についてもう少し


今回取り上げた「悪質商法」はいわゆる催眠商法と呼ばれるもので、プレゼントや格安品のチラシ等で会場に人(特に高齢者)を集め、話術やサクラで雰囲気を盛り上げて判断力を鈍らせたうえで、高額商品を買わせたり個人情報を集めたりします。以前、その被害に遭った高齢の母親のもとに、『今度は「豊中市立文化芸術センター」を会場とした催しの案内ハガキが届いた』と市民から連絡をいただきました。早速、市の施設を業者に貸し出す際の審査について確認しますと、当然ながら“公序良俗を乱すおそれがある”“暴力団の利益になるおそれがある”“その他市長が適当でないと認めるとき”には使用を認めないとなっていますが、現実的には違法が確認されたり、苦情が多く寄せられない限りは使用させている現実がありました。今回も開催前の情報提供でしたが市が調査することはありませんでした。また、苦情・相談が寄せられる消費者窓口と、施設の貸室管理者との情報交換も無い現状です。

 会場が市の公共施設であれば、安心だと誤解し出かける方もあるでしょう。会場に足を踏み入れてしまえば、業者の勧めを簡単に断ることはできません。まずは参加しないことが一番の防御ですが、市民を惑わせることがないよう市の対応強化を強く要望しました。