6月17日本会議 採決態度について


提案された豊中市一般会計補正予算のに、大阪・関西万博へのいわゆる「子どもたちの2回目招待」が含まれいてました。

万博への子ども招待は、
「大阪府の予算で学校遠足として子ども全員招待」と、
「豊中市の予算で子ども全員招待」
があり、後者については先に「総務常任委員会」で審議が行われ原案を可としており、本日の本会議で採決でした。

私はこの採決の際、「退席」いたしました。理由については、以下の通り「討論」で発言しましたのでお読みいただくとおわかりいただけるかと思います。
また、19日の本会議一般質問において、この件は改めて議論をおこないます。

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市議案第56号令和6年度豊中市一般会計補正予算第3号のうち、

債務負担行為「2025年日本国際博覧会こども無料招待事業」について賛成しかねる、という立場で討論します。

当該事業は、4歳~17歳のこども約5万2千人を全員、無料で招待するというものです。

しかしながら、現状、万博会場内での安全が担保されていない点、また、全員無料招待としながら、保護者の経済的な都合や、児童養護施設に所属している等の理由で、行きたくても行けない子どもへの対応策が現時点で全く検討されていないこと、この2点において市の事業としてふさわしいとはいえません。

長内市長は昨年12月議会において、

「約3年半に及ぶコロナ禍において、様々な体験機会を失ってしまった子どもたちに地元大阪で開催される万博を体験させてあげたい。希望者には市の負担で体験する機会を設けていきたい」と仰いました。

「希望者には市の負担で体験する機会を設ける」とは、家庭の条件が揃い、行ける子どものチケット代『のみ』を負担するということだったのでしょうか。

この場で私の意見を言い尽くすことはできませんので、個人質問において議論いたします。安全の担保はもちろん、行きたい子は全員行かせてあげたい、その意気込みが本事業から感じられない現状で賛成はできません。

尚、この「万博こども無料招待事業」以外の提案には賛成であることを申し添えます。

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