6月6日 文教常任委員会

先ほど「文教常任委員会」が終わりました。

今回の付託案件は、3件でした。

【児童養手当補正予算】 

  物価スライドによる3.2%の増額(4月分から)と、秋に制度改正が行われる予定の「所得制限の引き上げ」等による増額(11月分から)によるもので、約1億円の補正予算です。

  ひとり親家庭の44.5%が貧困であると言われる現状で、言うまでもなく、児童扶養手当はひとり親家庭の命綱です。児童扶養手当の増額とともに、所得制限の緩和については切実な声があります。

「がんばって収入を増やすと手当が減る。いつまでも貧困から抜け出せない」

「会社員だと所得の調整がきかず、少しの超過で手当てが無くなる」

「子ども2人で養育費も受けられず、大きくなるにつれ教育費がかさみ生活が苦しいのにフルタイムで働いているので所得超過となる」などです。

児童扶養手当の所得制限の基準額は1998年、26年前に行政改革で大幅に引き下げられて(その後若干見直しがあり)現在に至ります。26年前の所得制限は現在より高い!一方で大阪府の最低賃金は当時690円、現在は1064円と65%アップです。26年前と同じ時間最低賃金で働くと、児童扶養手当が支給されないのです。

国の政策に言いたいことはまだまだいっぱいあるのですが、そういった中でこの秋に予定されている所得制限の引き上げ、十分とはいえないにせよ、それにより本市で400世帯が新たに受給見込みというのは前進だと認識しています。これまで支給されなかった方への周知がしっかりいきわたるよう要望しましたが、市の方で把握する方法は本当に無いのでしょうか。

他に、

【私立認定こども園等整備事業】新たに3園をR8年度開設に向けての建設費助成、

【豊中市幼保連携型認定こども園の学級の編制,職員,設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例の設定】職員の配置基準の改正によるもので、豊中市は待機児童等が解消するまで当分の間、適用を先送り、

について議論しました。

後日、動画・議事録を掲載しますのでぜひご覧ください。